グローバルBANネットワークが必要な理由
チーターの多くは、最初のBANでやめません。新しいアカウントを買うか識別子を入れ替えて、そのまま続けます。サーバーごとのBANリストは一度しか捕まえられません。グローバルBANネットワークならどこでも捕まえられます。経済が変わるのです。「1回のBANで失うのはサーバー1つ」ではなく、グローバルBANデータベースに載ることは「1回のBANで、移動先になり得たすべてのRaven保護コミュニティへのアクセスを失う」ことを意味します。$30のメニューを買う価値があるかどうかが、そこで変わってきます。
BANがネットワークに入る経路
Ravenサーバー上のローカルBANは、デフォルトではローカルのままです。グローバルBANデータベースに入るには昇格が必要で、これは自動(高信頼のシグネチャに一致した第3段階の検知)か、管理者がクラウドパネルで証拠を確認して昇格のフローを進めるかのどちらかで行われます。昇格の際には元の証拠(検知の種類、スクリーンショット、ランタイムトレース、タイムスタンプ)がグローバルの記録に添付されるので、ほかの管理者は信じるのではなく確認できます。
BANが伝わる仕組み
各RavenサーバーはグローバルBANデータベースの差分を定期的に取得し、ローカルの接続試行と突き合わせます。フラグの付いた識別子が接続してくると、サーバーは設定された対応(通常は「グローバルBAN」という理由での強制KICK)を実行し、ライブのアクティビティログにその出来事を表示します。1人の行き過ぎた管理者がネットワークを汚さないよう、サーバーはグローバルのフィードに対して信頼のしきい値(たとえば、独立した証拠キャプチャが2件以上あるBANだけを適用するなど)を設定できます。
識別子の突き合わせ
BANは、利用できる最も強い識別子の組み合わせ(ハードウェアのフィンガープリント、アカウントのライセンス、IPクラス、あればDiscordの連携)に紐づけられます。1つの識別子を入れ替えたチーターも、ほかの識別子で一致します。これがネットワークの「どこまでも追いかける」性質を生みます。識別子の突き合わせのロジックはプライバシーに配慮しており、発信元のサーバーから出るのはフィンガープリントのハッシュだけ(生の値は出ません)で、元のBANの証拠に不要だった個人データが伝播することはありません。
新しいサーバーにとっての意味
Ravenを使い始めたばかりのサーバーは、初日から何年分もの蓄積されたBANを引き継ぎます。これはマーケティング上の主張ではなく、実際の仕組みです。有料のコミュニティはネットワークの開始以来グローバルBANデータベースにデータを供給し続けており、新しくインストールしたサーバーはその識別子を自動的に参照できます。単体の製品を動かすのではなくネットワークに参加することの、最大の実利がこれです。